アメリカン・パッチワークキルトの代表といえば、ピースドキルトです。みなさまもご存知のとおり、ピースドキルトは、小さなピースをはぎあわせてトップを作ります。ピースが小さければ小さいほど、正確に縫いあわせなければなりません。縫い合わせるテクニックも必要ですが、基本はあくまでも「正確にピースを裁つこと」です。
この作業は、単純でとても地味な作業です。ついつい、いい加減になりがちなこの作業ですが、正確にしかも効率よく行うためにかかせないのが「型紙」です。今回は、この型紙についてお話しをしてみたいと思います。
型紙の作り方にも、いくつか方法があるようです。裁つピースの種類や数によって工夫します。
まずは、縫い線用の実寸のものを1種類だけ作る方法です。裁ち線のしるしは、あとから定規を使ってひくか、もしくは縫い代を含めた裁ち線をあらかじめ定規でひいてから縫い線のしるしをつけます。
次に、縫い線用の実寸のものと縫い代を含めた裁ち線用のものと2種類作る方法です。型紙の数も倍必要になりますが、まちがいがありません。
そして、縫い代を含めた裁ち線用のものに縫い線用の実寸のものをくり貫いて作る方法です。ピースで裁った時のイメージがわかります。柄あわせに便利です。
ところでみなさま、型紙は何を使ってらっしゃいますか?
作ってみましょうのコーナーでもご紹介していますが、私は今まで、厚紙でできている工作用紙を利用していました。1cm間隔の方眼の線が入っているので、とても便利です。
でも厚紙とはいえ、やはり紙です。何度も使用していると、いつのまにか角が丸くなってしまったり、輪郭がけずれてきてしまったりしてしまいます。一度にたくさんのピースをとる時には、型紙を何枚も作っておかなくてはなりません。
先日、スグレモノを発見しました。型紙用の透明のプラスチックのシートです。もうすでに、使っている方もいらっしゃるかと思います。サイズは縦28cm、横19cm。手芸用品の「クロバーパッチワーク用具方眼パターンシート」です。
どこがどのようにスグレているかというと、まず、透明なので布の柄が透けて見えます。ピースの中央に布の柄をあわせたい時などに威力を発揮します。おまけに5mm間隔の方眼の線が入っています。
さらにうれしいことに、片面がザラッとしています。その面を下にして布の上に置くと、型紙がすべりにくくなるというわけです。
カッターはもちろん、はさみでカットすることができます。この時、最後まではさみを閉じないようにします。切り終えたところがつぶれて白く割れてしまいます。大きなつめ切りでつめを切った時に、つめの端が白く割れてしまった時を想像してみてくださいませ。
今、トリプルアイリッシュチェーンのキルトを製作中です。3cm×3cmのピースを縦横9枚ずつ繋げて、1ブロックの出来上がりです。まずは、このブロックを25枚作らなくてはなりません。気が遠くなるほどのピースをせっせとカットしてはチクチク縫いあわせる作業の繰り返しです。
ピーシングも、まっすぐ縫っているはずなのにジグザグになったりします。見えないからといってそのままやり過ごしていては進歩がありません。待針でキチンとしるしとしるしをあわせてから縫っているのに、ひっくり返してみたらズレていたりします。
キルトは単純な作業の繰り返しです。
ちょっとズレてくると、どんどんズレてくる。これが現実です。
この「ちょっとの誤差」が、チリも積もれば山となる?です。
2001年03月09日
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